元スタンド店長が語る!手洗い洗車とセルフ洗車機の違いとは

今回、実はスタンドの店長経験もある筆者が、実際に洗車に絡んで起きた出来事も紹介しつつ、ガソリンスタンドの洗車について、有効な活用法を事細かに説明していきたいと思います。

一部の完全電気・水素自動車ユーザーを除けば、例え、ハイブリット車やエコカーにお乗りの方でも、必ず給油のために訪れなければいけないのがガソリンスタンドです。

自分で給油をするセルフ型にしろ、スタッフ給油型にしろ、ほとんどのスタンドに門型の洗車機があり、最近ではそれにコインを入れて自分で入り拭き上げまでする「セルフ洗車」を利用する方も増えています。

最近では泡で洗浄する「手洗い洗車」なんてのも販売されていますが、こちらは料金が高いので「洗車機でいいや」と思っている方も多いはずです。

それぞれどう違い?どういった特徴があるのか?を良く知らず、間違ったチョイスをしている方も多く見受けます。

ガソリンスタンドと洗車の歴史

車が汚れていようが全く気にしない国柄のところも多いですし、ヨーロッパやアメリカなどにあるガソリンスタンド(以下、見出し以外の本文ではGS表記)では、洗車を商品として扱っている国は僅かしかありません。

日本では、なぜGSでの洗車が商品としてここまで広まっているのでしょう。

まずは、GSと洗車の関係を知り、GSとそのスタッフ達がどういった位置に洗車を置いているのか探ってみましょう。

 

元はサービスだったんです

昔々の話ですが、ガソリンスタンドは何もせず、ただガソリンを売っているだけで儲けることができる商売でした。

石油会社から各販売店に入ってくるガソリンなどの原価と販売価格の差、いわゆる、「マージン」というのですが、店の利益分が今と違って大きくあったからです。

フルサービススタンドでの窓ふきサービスや灰皿清掃サービスは、そういった時代に客を呼び寄せる手段として生まれたものです。

そして、洗車もガソリンだけで儲かっていた当時は、あくまでサービスの1つであり無料だったのです。

実は、筆者が現役のころまでは、古いフルサービススタンドでは、「サービス洗車」の習慣が一部の超お得意様に関してまだ残っていました。

しかし、そんなスタンドは現在淘汰されていますし、ただでも人員の少ないセルフスタンドでは、無料で洗車をしてあげるような余裕なんてありません。

 

店にとって最重要商品です

今や、洗車は有料サービスであることが当たり前ですが、

晴れた週末ともになれば、

「洗車されていきませんか?」
「今日はキャンペーンで手洗い洗車が2割引きなんです!」
「プリペイドカードを買えばセルフ洗車が半額でできます!」

なんて具合に、セールストークを掛けられることがあるでしょう。

GSでは、店の利益を上げるために様々な商品を販促しており、

  • エンジンオイル
  • タイヤ
  • エアコンガス
  • バッテリー・電球類
  • 水抜き剤などのケミカル商品

などがその良い例ですが、近年ではそれに加えて車検の誘致や、車のレンタル・販売、自動車保険の勧誘など、カービジネスについて広範囲に渡ってその利益追求をしています。

そして、洗車は重要な販売商品であり、正直に言うと、その占める地位はタイヤの販売よりずっと高額になることもあります。

 

とにかく原価率がいい

なぜ洗車がそれほど重要視されるのか?

それは、洗車関連商品の原価率がタイヤのそれに比べると異常に良いことが挙げられます。

セルフ洗車機にかかってくるのは、

●洗剤代
●水代
●灯油代(洗車機が動く動力燃料)

などですが、数百円のセルフ洗車代のうち10%か、いっても、15%程度の原価率です。

これはすごい数字で、例えば、ラーメンなら原価率30%にできてたら万々歳ですし、先程触れたタイヤは軽く60%を超えるので、洗車という商品は「儲かる商品」以外の何物でもないのです。

半額設定などにしているプリペイドカードを利用されると「そうはいかないんじゃ」と思われるかもしれませんが、実は、洗車プリペイドなどを完全に使い切る率は1ヶ月で見ると5割にも届きません。

もちろん店によって違うでしょうし時間差で使ってくる方もいますが、それでも利益率はしっかりと確保してくれます。

はっきりというと、セルフ洗車機が1日中止まらず元気に動きプリペイドカードなども順調に売れるのであれば、「利益」ということだけを考えれば、エンジンオイルが売れなくても、バッテリーが売れなくても、店の運営はバッチリ成り立つほどです。

ガソリンスタンドにある洗車機は、各メーカーから借り受ける場合と買い上げの場合とがあります。

筆者がいた店舗では買い上げでしたので、レンタル料は発生しませんでしたが、その費用を償却するために一定期間かかります。

その期間さえ終われば、アルバイトみたいに文句も言わない、本当に良い子な働き者、自動的にザクザク店に収益をもたらしてくれるありがたい存在がセルフ洗車機です。

 

手洗い洗車はもっと儲かります

 

手洗い洗車は、その単価が店と車種によって異なりますが、おおむね2,500円からワンボックスなどになると4,500円ほどかかることもあります。

洗剤代や水道代は、洗車機で消費するほどの量ではなく、1台当たりにすると数十円の世界。

洗剤や水が噴き出す専用の機械も門型洗車機の値段に比べたらずいぶんと安いものなので、基本は買い上げになっています。

1台にかかる手洗い洗車の作業時間は20分、最大の経費であるスタッフの人件費で時給が1,200円だとすると、手洗い洗車の平均価格が3,000円なら、なんだかんだ入れても1台で2,500円ほどの利益は間違いなく望めます。

9:00~18:00までの10時間で20台の手洗い洗車を出来れば5万円の収益になり、これが黙々と働くセルフ洗車機の売り上げとなります。

また、おおくのGSがやっていることですが、手洗い洗車とセルフ洗車の中間、洗車は門型洗車機で行うものの拭き上げや車内の清掃はスタッフがする「スタッフ洗車」もあります。

価格帯は1,000円~1,500円程度、それに車内清掃が5~800円、これもほとんどが人件費のみですから、こちらも重要な収益としてGSの管理者は計算に入れています。

さらに、洗車プリペイドの売り上げや拭き上げ場に設置するコイン掃除機の利益をプラスすると、順調な日なら洗車だけで軽く10万円を超える「純利益」が手に入ることも少なくありません。

ユーザーにとって「しつこいな」と思えるほどスタッフが洗車を進めてくるのはこれが理由で、筆者も現役時代その販売に力を注ぎ、スキルアップのための教育をしていたのがこの洗車という商品です。

 

ガソリンスタンドでしか洗車ってしてないの?

セルフ洗車はコイン洗車場がありますし、手洗い洗車もオートバックスやイエローハットなどの大手カー用品店でも行っています。

さらに、最近では、大型ショッピングモールに出張し買い物中に車を手洗いしてくれる専門業者などもありますが、価格帯はどこでも同程度です。

ただし、これは経験者だから言う訳でも肩を持っているわけでもなく、洗車は台数をこなせばこなすほど、その技術やスピードが上がってくるものです。

はっきり言って、GSが月に洗車をする台数とその他の業者が洗車をする台数では、かなりの差でGSの方が上です。
洗車の良しあしは、スタッフの腕と店の設備次第というわけです。、

GS勤務経験者→カー用品店・洗車専門店

という流れも少なくないので、良いスタッフに当たれば他の業者でもしっかりとしたクオリティーの洗車を受けることはできます。

ただ、手洗い洗車はその熟練度合いが特にものをいうメンテナンスであり、同じ値段を払うなら、カー用品店などよりGSの方がきれいに仕上げてくれる店は多いと少なくとも筆者は考えます。

手洗い洗車と洗車機、どちらが優秀なのか

車にとって丁寧と考えられている手洗い洗車と、もしかしたらキズが入ってしまうかもなんて理由で避けている方もいる洗車機。
その仕組みと仕上がり具合の差、そして本当に洗車機はキズが入ってしまうのかなどについて、ここでは詳しく説明したいと思います。

手洗い洗車と機械洗車のメリットデメリットまとめ

まずは、わかりやすい点から、表でそれぞれの特徴を整理してみましょう。

あくまで後に述べる、洗車がうまく設備も環境も整ったGSでの話にはなりますが、

手洗い洗車 セルフ洗車 スタッフ洗車
価格帯 高い 安い 中間
作業時間 20分程度 3~5分 10~15分程度
仕上がり きれい 若干荒い きれい
洗剤の品質 中程度 コースで異なる コースで異なる
手間 かからない 拭き上げ必須 かからない
キズ発生 少ない 稀にある セルフより少ない

と、GSで一般的に選べる洗車では上表ような違いが出てきます。

この中で、その価格帯については読者の方も重々ご承知のはずです。

まず、引っかかるのはその仕上がりについてでしょうが、手洗い洗車の方が細かく丁寧に仕上がるのは何も洗車機が劣っているという訳ではありません。

今の洗車機はかなり高度に進化してきていて、高感度センサーできっちり把握した車体のラインに沿って適切な力でいろいろな角度から洗いをかけるため、かなりその汚れ落ちもよく洗いムラも無くなってきています。

ではなぜ仕上がりが荒くなるのか?それは、使用したお客様の拭き上げ方にすべてかかっているのです。

もし、元「洗車のプロ」であった筆者が、セルフ洗車機を使用して本気を出してその拭き上げと仕上げをした場合、この「荒い」という評価はずいぶんと無くなるはずです。

 

実は、洗車は手洗いも含めて、「洗い2割、拭き上げ8割」というのがセオリーであり鉄則。

洗車機を使用した場合は素人でもプロでも洗い上がりは全く同じで、手洗い洗車も「洗い」の段階は少々訓練をすれば、誰でもすぐに汚れを落としきることができます。

一方拭き上げについては、しっかりとポイントを押さえて実施しないと、

  • 水垢
  • ウォータースポット

などの原因となる、「水分」が残ってしまいます。

優秀なGSでは水分をしっかりと拭き上げ残さない訓練と用意をしているため、どうしても素人が拭き上げるよりその仕上がりがきれいで、後々のボディートラブルも少なくなってきます。

続いて洗剤の質についてですが、基本的に手洗い洗車ではボディーについた汚れを落とす洗剤は1種類のみを使用します。

一方、皆さんもご存知のように、洗車機では

  • シャンプー洗車
  • ワックス洗車
  • コーティング洗車

など、商品名は異なりますが、数種類の洗車をチョイスするボタンがあります。

基本的には、シャンプー<ワックス<コーティングの順番で、その値段も上がっているはずです。

もちろん、洗車機内部にそれぞれのケミカルが分けて貯蔵されていて、コースに応じて噴射し、設定価格通りにケミカルの仕入れ価格も品質も高くはなっています。

ただ、その価格差ほどの効果が出るかは正直疑問で、手掛けワックスやコーティングの品質に比べれば雲泥の差です。

 

洗車機にもいろいろあります

手洗いの場合入念な予備洗浄の後、泡状にしてボディーへの負担をより軽くしたケミカル洗剤を噴射し、 「ムートン」と呼ばれる羊の毛皮から作られた器具で入念に優しく洗い上げるため、きちんとした手順を踏めばキズの入る心配はありません。

一方、気になる洗車機による洗いキズですが、これも洗車機のブラシの材質への工夫や、センサー機能の向上に合わせて、大きなキズが発生することは非常に少なくなっています。

現在流通している、洗車機のブラシ部分の形状を挙げると、

ブラシ式(ナイロン・プラスチック製)・・・もっとも古いタイプ、なんでも最初にこれを買い八した方は、釣り糸を束ねてブラシにしたのだとか。ブラシが硬いため頑固な汚れも取れやすいが、それに合わせて洗い傷も入りやすい。
ブラシ式(ゴム・スポンジ製)・・・上記のものを柔らかい素材に改造した最近の主流、小キズは入りにくいが、若干パワー不足で洗いムラもでやすい。
布式・・・一時流行したが、布がワイパーやドアミラーに巻き付き、破損させる事故が増えたため、最近あまり見かけなくなった。
ノンブラシ式・・・高圧で洗浄液及び水を吹き付け、その圧力で汚れを落とすもの。
当然、洗い傷は最も入りにくいが、油や動物のフンなど頑固な汚れは落ちにくい。

などがあり、どれも一長一短。

塗装が柔らかく、傷の入りやすい黒や赤で新車のようにキレイに保っていたいなら、正直、ノンブラシと手洗いの併用がおすすめです。

中古で、特に小キズも気にしないならブラシタイプという感じで、うまく使い分けるほうがいいでしょう。

 

洗車機の使用で起こったトラブル~実話~

前項で洗車機の使用では若干ですが小キズが入ってしまう危険性があると述べましたが、これは洗車機の構造状いかんともしがたいことです。

とはいえ、手洗い洗車はお金もかかるし、自分で洗い続けるのは億劫!ある程度の小キズ発生はユーザーと店側の「暗黙の了解」のようなもので成り立っています。

ただ、お店をやっていれば色々なことが起き、時にそれはクレームとして訴えられてきますが、洗車機に関してはクレームが多いものの1つです。

そこでここでは、筆者が本当に経験し解決をした洗車機トラブルの中で、最も印象に残っているものを紹介します。

それはたまの休日に起きました

ある夏の暑い晴天の日、筆者は担当する店舗を副店長に任せ、久しぶりの休日を過ごしていました。

お昼を少し過ぎたころだったでしょうか?

筆者の携帯に店から着信、店からの電話は大体トラブルの報告なので、いやな予感がしましたがやはりそう。

なんでも、いつもは手洗い洗車をしている「I」という顧客が、セルフ洗車機に入れてキズが入ったと言い出したのだそう。

このIさん、ちょっと訳アリの方で乗っているのは黒塗りのベンツ、いつもは筆者が手洗い洗車をしていたのですが、この日はいなかった。

そこで副店長に「洗車機に入れても大丈夫か?」と聞くと、彼は「大丈夫です!」と答えたらしい。

確かに大丈夫なのですが、相手によっては細かく気にする方もいて、実際に洗車機で入ったキズではないのに洗車後に入ったと主張してくることがあり、このIさんもそのタイプ。

こりゃまずい、と思ったので急いでお店に向かうことにしましたが、店についた段階で事はもっと大変なことになっていました。

指示を出さなかったのも悪かった

まあ、いつもの付き合いがありますし、話してわからない方ではないので何とかなると思っていましたが、店に到着するとえらく興奮し怒った様子のIさん。

聞くと、副店長の洗車機で入ったキズではないという話でしぶしぶ納得し、店の近くにある散髪屋に行くから、車を一時停めさせてもらうよう頼んだらしい。

そんなことも結構GSではあるので、空いたスペースに停めてもらい散髪にいったまでは良かった。

ですが、ここで副店長が店にあるキズ隠しのコンパウンドで、「客に黙って」キズが入ったという箇所をごしごし。

散髪から帰ったIさんがこれに気づいて、「やっぱり洗車機で入った傷、それを隠そうとしたんだ!」と大激怒、そこに出くわしたという訳、正直最悪の状況です。

 

 

洗車機で入った傷は・・・

すぐに間に入り、実際に「洗車機で入った」とIさんが主張する傷を見ると、横5cmほど「すー」っと結構濃いめの引きキズが見えました。

その後、すぐ洗車機のブラシをチェックしましたが、ブラシに異常はなく周辺に異物の存在も認められない、こうなるとやはり、そのキズは洗車機で入ったものではないと確証ができました。

実は、洗車機のブラシで入る可能性があるのは点状のたたきキズ、回っているブラシでごく小さなドット状の傷が車体全体に均等に入っていくのが、洗車機で入る可能性のある傷です。

正常な洗車機の使用で、数センチにわたる引きキズが入るのは、針金など硬い異物がブラシに絡まっている以外、物理的に考えられないのです。

しかも、当時の店で使用していたのは、そのたたきキズも入りにくい最も柔らかいスポンジブラシの洗車機。

まさにミクロ単位、極小の叩き跡が入ってしまう可能性はありますが、素人がパッと見ただけでキズが増えたとわかるような、深い引きキズが入ることはあり得ません。

その事実を、できる限り分かりやすくIさんに伝え「そういうことなら」と納得いただきましたが、断りもせずコンパウンドを使用したことは深く謝罪。

以後数回、手洗い洗車をサービスすることで、最終的には笑顔でお帰り頂きました。

 

洗車機で傷が入った!と思ったら・・・

今回紹介してきた実話のように、「ちゃんと管理」されている今の洗車機に入れて、愛車に大きなキズが入ることはまずありません。

しかし、管理がずさんなGSのセルフ洗車機に、状態の悪いまま車を洗車機に入れてしまうと、例外的にキズが発生することがあります。

ここで紹介したケースでは、筆者自身が当時ずさんな洗車機管理をしていなかったから、しっかりと主張することで収まった話。

明らかに洗車前に入ってなかったキズが洗車機の使用で入ったという場合は、もしかしたら、洗車機の管理がずさんなGSの可能性もあります。

その時は、拭き上げなどをすぐに中止してスタッフを呼び、洗車機に異常がないか一度調べてもらうようにしましょう。

ただ、セルフ洗車は自己責任であることも多くそれをしっかりと看板などに明記していることも多いので、明らかな洗車機の異常が発見されない以外、キズが入ったという主張が通ることはあまりありません。

また、汚れた車体がきれいになることで入っていたキズが目立ち、新しく入ったと勘違いするケースも結構あり、これは手洗い洗車やスタッフ洗車のケースでも、何度かお客様から主張されたこともあります。

この場合はすぐにスタッフを招集、ライターなど硬いものをポケットに入れっぱなしで作業していなかったか、工具を周辺で使用していなかったなどを確認し、それに応じてケースバイケースで対応していました。

 

洗車のうまいガソリンスタンドの特徴とは

最後はその経験から、「こういったGSは洗車がうまい」と判断できるポイントを、いくつか紹介しますので、お店選びの参考にしてみてください。

 

洗車機・周りの環境など

洗車機は水を大量に使うため、常に掃除をしていないとすぐにカビが発生したり、洗浄ノズルが洗剤で詰まりやすく、まめにきれいにしてあげないとうまく水やケミカルが噴射しなくなる、意外にデリケートな機械です。

全く清掃しなくてもノズルなどはたくさんあるため、洗えるには洗えるのですが、

  • 予備洗浄不足・・・ボディーについた黄砂や鉄粉など、そのまま洗車すると小キズの元となる物質を除去する水噴射の勢いが下がり、十分に行われない。
  • ケミカル不足・・・本来噴射されるよう計算されたコーティング剤などが、十分に噴射されず効果が薄まる。

などいろいろな弊害が出てくるため、使い古しの歯ブラシなどで稼ぎ頭である洗車機は毎日そのノズルなどを、きれいにするよう心がけていました。

皆さんが見てすぐわかる所と言えば、門型洗車機の顔の部分、ここが水垢で汚れ放題のところは、こんな管理はまずしていないのでおすすめできません。

また、洗車機周りがごみなどで汚れ放題だと、ふとした拍子にそれらが洗車機に巻き込まれ、キズを発生させる原因になる可能性があります。

ひどいところは、洗車機までの導入路がカビだらけのところもあり、こういったお店では洗車しない方がいいと考えます。

 

付属設備と貸出拭き上げグッズのチェック

洗車機とその周辺をきれいに整頓しているGSを見つけたら、次は、足回り洗浄のためのブラシやワイパーなどを保護する固定用マグネットなど、セルフ洗車をする上で役立つグッズを注文機近くに置いているところが◎。

しかも、その足回り洗浄用ブラシを漬け込んでいるバケツの水を、まめに入れ変えていていつもきれいなところは、さらに高評価です。

10台近くの台数で本格的にセルフ洗車に力を入れているところでは、高圧洗浄機を構えたスタッフが洗車機に入れる前に、ジェット水流で予備洗浄を無料でしてくれるところまであります。

また、洗車が終わったら拭き上げをしますが、広い屋根付きの拭き上げスペースを完備して、

  • 各種ごみ箱
  • 拭き上げタオル
  • タイやワックス
  • マット洗い機
  • コイン掃除機

など、便利なグッズや設備を完備しているのが絶体条件です。

加えて、チェックすべきは拭き上げ用のタオルで、これが下回り用とボディー用、さらに室内用の3種に分けられていて、しかもほのかに湿っていれば100点満点。

カラカラの拭き上げタオルをポンと放置しているGSは不親切、乾いたタオルは吸水性も悪いうえ、ボディーを傷つける可能性も高いので、常時湿ったものと交換する必要があるからです。

 

その手間を惜しまないGSは、総じて手洗い洗車やスタッフ洗車の手際や仕上がりもいいところが多いので覚えておきましょう。

 

どこで手洗い・拭き上げをしているか

続いて、GSに依頼する洗車についてですが、まず、その作業をどこでやっているか、普段の給油時に見ておくといいでしょう

冬場のうす曇りの時はともかく、お日様がさんさんと降り注ぐ影もない場所で、バーッと泡をかけて手洗い洗車をし始めたり、拭き上げ作業を始めたGSは落第。

洗車の大敵は強い直射日光、ボディーについた洗剤の類や水分は紫外線で乾くと車にとっては単なる汚れでしかありません。

また、拭き上げスペースが汚いのも論外!汚れの激しいステップや足回りとボディーを一種類のタオルで拭き上げをしているGSも丁寧な仕上がりを期待することはできません。

 

徹底した水分除去をしているか

とにかく洗車の基本は、お客様に水分の残っていない状態でお車をお返しできるかで、その後の車の状態が変わります。

GSにいつも洗車を頼んでいる方で、

  • 「なんだかすぐに水垢ができる」
  • 「ウォータースポットができてしまった」

などといった方は、もしかしたら、そのGSは水分を丁寧に拭き取る必要性をあまり重要視していない店かもしれません。

洗車上がりに、まずエアガンなどでこまめに隠れた水分を飛ばし、セーム皮やマイクロファイバーなどの吸水性の高いタオルを採用しているGSは、その重要性を知る優秀な店と判断できます。

 

拭き上げはスムーズで時間がかかり過ぎていないか

いくら設備が整っていても、スタッフの腕がついていかず、その拭き上げに時間がかかっていては意味がなくなります。

拭き上げは上から下へ、順序を守って手際よく行い、普通車であれば手洗い終了・洗車機を出てから、最低でも10分以内に収めるようにスタッフを訓練すべきと筆者は考えています。

 

まとめ

最後の項目では洗車のうまいGSの見分け方を紹介しましたが、これは同時にキズなどを入れない「丁寧な洗車をするGS」ということもできます。

 

残念ながら、GSの洗車で愛車に傷が入ってしまうというケースは全くないわけではありませんので、トラブルを避けるためにもじっくりと見て参考にしてみてください。

 

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