洗車場でじっくり洗車するのも楽しいものですが、さすがに毎回洗車場へ行くのも面倒ですし、それなりにお金も掛かってしまいます。
そこで自宅で洗車となるわけですが、高圧洗浄機のない自宅での洗車は思いのほかしんどいものです。
それならば高圧洗浄機を買ってしまえばいいじゃないかと思い付きで購入してしまったので、その使い勝手をレビューしたいと思います。
洗車は重労働なのだ…
洗車の必需品 シャワーヘッドつきリールホース
バケツとブラシとホースを抱えていざ洗車開始。シャワーヘッドを使ってざっと泥汚れを落として、バケツに水を張って洗剤を溶かして…。
さらにバケツをぶら下げながら、ブラシを時々突っ込んで屋根から順番に泡立てながら汚れを落としていきますが、結構水は跳ねるし、バケツも泥水になってくるしで、よっぽど作業用のジャージとかでないとやっていられない感じです。
とくにミニバンは車高が高くて脚立を移動しながらになりますので、余計にきつかったりします。
さらにこれが冬場だったりすると足元が濡れたりしてきて、洗車テンションも思いっきりダウンしてしまいます。
とどめはホイールの頑固汚れで、さらにタイヤハウスの汚れ落としなどしていると心が折れかけてしまいます。このあとにすすぎとふき取り作業が待っていると思うと…。
ホースの水流だとちょっと物足りない…
いろいろな水流が付いていて便利ではあるけれど…
ホースの先には大抵の場合、水流を調節できるシャワーヘッドを付けている方がほとんどかと思います。吹き出し口の部分をひねるとジョーロ・シャワー・ミスト・ストレートなどの水流が選べて、さらに手元スイッチで水を出したり止めたりできるのでなかなか便利ではあります。
ストレートはかなりの勢いで水が噴き出すのですが、さすがに硬くこびりついた汚れまでは手に負えないですし、盛大に水が飛び散るのでよほど周りにスペースがないと使用はためらわれてしまいます…。かといってシャワーの水流では完全に物足りない感じです。
高圧洗浄機買ったった♪
見た目はなんだか一昔前の掃除機+鉄砲
そんなわけでホースとバケツとブラシを抱えた洗車に嫌気がさして、サボりがちになり、気が付けば花粉まみれのみっともない姿をさらしてしまうことが多くなっていました。
よりによってうちの車は黒なので、それはそれは汚れが目立ってしまうのです。
薄汚れた愛車を見るたびにため息をつくような状態でしたが、そんな時に目に入ってしまったのが高圧洗浄機のネット動画です。
コンクリート壁の汚れをみるみる落としていくその強力な洗浄力に魅せられてしまい、これは洗車に使えると思ったら、いてもたってもいられなくなって、例によってインターネットで即注文してしまったのであります。
購入価格はオプション品もコミコミで7565円とお値打ち価格じゃなかろうかと思います。
この値段で強力に円運動で汚れをそぎ落とすターボランス、幅を広く調整できる拡散可変ランス、洗剤を泡状に吹き付けることのできるフォームランス、さらに回転ブラシまでセットになっているという親切ぶりです。まあ、これだけおまけがついているていうのに釣られてしまったっていうのもありますが。
見た目は一昔前の掃除機って感じの雰囲気を漂わせています。もっと高級機もあったんですが、あんまりパワフル過ぎても車の塗膜を傷つけてしまいそうなので一番お手軽価格のものに決めました。お財布にも優しいですし。
高圧洗浄機が届いた!さっそく使うのだ♪
オプションのノズルがたくさんついてお得なセット♪
思っていたよりもちょっと大きめの箱で待望の高圧洗浄機セットは届けられました。こういうのが届くとはしゃいでしまう子供のような質で、即効で梱包を解きスタンバイOK状態にしてしまいましたよ。
家の車庫にはコンセントがあるので電源は問題ありません。意外に1200Wと電気を結構食いますので、タコ足配線はしないほうが良いですね。ブレーカーも落ちないように、気を付けたほうがいいかもです。
給水は普通のホースにアタッチメントで簡単に取り付けることができるので、シャワーヘッドをお役御免にして付け替えるだけで準備は完了してしまいます。
蛇口をひねって、高圧洗浄機の電源スイッチをONにすると、コンプレッサーが一瞬作動してスタンバイ状態になります。
拡散可変ランスを取り付けて、いざ洗車ガンのトリガーを引くとコンプレッサーが掃除機くらいのうなり音を立てて動き出し、ノズルから勢いよく水が噴き出してきます。おお、これはまさに自宅洗車場ではないですか!
高圧洗浄機の実力はいかほどのものか
洗車で主に活躍するのは右の拡散可変ランス!
洗車に一番便利だという拡散可変ランスは、水の出る幅を調整することができ、幅広にするとマイルドな水圧になり、一点集中にすると強烈な水圧になります。最初の汚れ落としにはちょっと幅広マイルドな水流にすると丁度いい塩梅に、泥汚れなどを落としていくことができます。
ちなみに高圧洗浄機は、ものすごい勢いで水を噴き出しているのでさぞかし水を大量に使うのではと思ってましたが、意外にも出ている水の量自体は、ホースで水を撒くよりも全然少ないようなのです。
なので、結構出しっぱなしにしていてもそれほど水浸しになる感じはないですし、水の飛び散りも霧状に広がっていく感じなので助かりますね。
洗剤は、フォームランスという洗剤専用のノズルに交換して散布します。フォームランスに付属しているタンクに洗剤を水で薄めて入れて、高圧洗浄機のガンにセットすると、あら不思議、優しく泡を吹きかけるマシンに変身します。
丁度良い飛距離で洗剤の泡が飛んでいくので、あっという間に車を泡で包み込むことができます。これは本当に気持ちが良くて、バケツをぶら下げてじゃぶじゃぶやっていたのがバカバカしくなってしまうほどに楽ちんです。
車が泡まみれになったら、次は回転ブラシをガンにセットすれば、自動でブラシが回転しながらボディーを磨くことができます。
磨き終わったらまた拡散可変ランスで泡と汚れを落として行きます。そして最後はターボランスをガンにセットして、ホイールの頑固汚れを落とします。ちょっと複雑な形をしたホイールだと細かいところの汚れを落とすのがまた一苦労なのですが、高圧洗浄機のターボランスがあればそんなのお構いなしの手軽さで、ピカピカに磨き上げることができます。
しかも特にすすぎも要らないのはうれしいところ。
最後のふき取り作業や、ワックス掛けはバケツ洗車と変わらないんですが、そこに至るまでが本当に楽ちんなので、それほど苦にならなく楽しくできてしまうのが素晴らしいです。すごいぞ高圧洗浄機♪
車の洗車以外にもお役立ちなのがうれしい♪
高圧洗浄機はもともと車の洗車「にも」使えるというだけで、本来は広い範囲で使える掃除用具なのです。
たとえば、長年の風雨で薄汚れてしまった塀や、タイルの目地などの掃除はお手のもので、いくらデッキブラシでゴシゴシこすってもそこそこしか落ちなかった汚れが見事にガッツリと落とすことができます。
これも病みつきになってしまいそうなくらいの快感で、楽しく作業しているうちに掃除が終わってしまうような感じです。
これなら購入しても家族の同意も得られやすいですよね♪
家庭用高圧洗浄機のデメリット
収納するのにコンテナボックス一つ分は必須…
こんなに素敵な高圧洗浄器ですが、最後にやっぱりデメリットも挙げておかないとマズイので、ちゃんとお伝えしておきます。
一番気になるのが、やはりその音の大きさです。一昔前の家庭用の掃除機と同じくらいの音がしますので、閑静な住宅街では使用がははばかられる場合もあると感じます。朝のうちや、日が暮れてからの使用は、住宅密集地ではちょっと難しいなあと個人的には感じるレベルです。掃除機と違って屋外で使うので余計に気を使います。ただ、ちょっと値段はアップしますが静音タイプもあるので、そちらを選ぶのも一つの手かもしれません。
次に気になるのが収納が結構かさばるということです。高圧洗浄ホースがかなり固めなのであまりコンパクトにまとまらないのと、様々な付属品がいがいとかさばるので、やや大きめのコンテナボックスなどの収納も必要になってきます。
まとめ
高圧洗浄機いかがでしょうか?
ちょっと欲しくなってきませんか。
収納場所さえ確保できればかなり気持ち良い洗車マシンとして、愛用できますよ。
コメント