車業界の二大新興勢力Ancar×Anycaイベントの参加レポート

このコーナーでは、筆者の目を通して厳選した自動車業界の最新トレンドやニュースについて実体験を交えて紹介させていただきます。

 

これまでにも何度か紹介させていただいてきた、車業界にとっては今後のトレンドになり得る二大新興勢力AncarとAnycaが、なんと共同でイベントを開催するという情報をキャッチしたので、参加してきました。しかも、場所はサーキットです。早速当日の模様をお届けします。

「二大勢力の紹介」

まずは、それぞれの特徴について、ご存知ない方のために振り返らせていただきます。

Ancar

https://ancar.jp/

2015年にサイバーエージェントからのVCを受けてスタートアップしたばかりの、まだまだ新しい個人間中古車売買プラットフォームです。
最大の特徴としては、売り手買い手双方にとっての個人売買のメリット・デメリットのバランスを上手くとっていることです。売り手がある程度自由に売却価格を決めることができて、一定の掲載期間を過ぎると最低保障価格でAncar側が買い取るというもの。現在のところほぼ100%買い取ることなく推移しているそうです。買い手側からみたメリットはかなり大きく、Ancarが買い取る可能性もあるため、自社の入念な査定を挟んでからの掲載ということで、個人売買の一番のリスクである事故物件などを不当につかまされるということは防げます。

 

Anyca

https://anyca.net/

インターネットショッピングモール大手であのプロ野球で有名なDeNAが手がける個人間カーシェアリング仲介サービスがAnycaです。
サービス開始からわずか1年の間に登録台数2,000台、会員数4万人を集める大盛況ぶりです。他社のサービスに比べると、以下の点で貸し手借り手の双方にメリットがあり優れています。
・基本料金やロイヤリティが存在しないため圧倒的に価格が安い
・初期導入機材や開業手続きが存在しないためいつでもすぐに始められる
・個人オーナーのみで、実際に所有している車を貸すため車種が多彩
・極めつけは国土交通省との独自の取り決めにより“自動車有償貸し渡し”の対象外
つまり“わ”ナンバー登録が不要

 

この二社は同じ中古車というパイを奪い合うライバル同士にもなり得る存在ですが、上手く住み分ければ相乗効果を生み出すことも不可能ではありません。当然お互いを意識しており、運営者同士も元々親交がありました。
Ancarが登録車両を一斉に展示するイベントを開催しようと場所を模索していたところに、以前から試乗イベントを開催していたAnycaから渡りに船な共催依頼があったことから開催に結びついたとのことです。

 

「開催概要」

イベントタイトルとしては、“車のフリーマーケット×車乗り放題”と銘打たれており、両社が準備したこだわりある車にサーキットで試乗することができるとあり、車好きなら誰しもが胸躍る内容となっています。
日時:4月15日13時~16時
場所:茂原ツインサーキット(千葉県)

当日参加していた主な車両は、Ancarからはポルシェ・ボクスターS、トヨタ・86、メルセデスベンツ・S350など。Anycaからは、ハマー・H2、マツダ・ロードスター(ND)、マツダ・RX-7、マツダ・AZ-1、アウディ・S1など、総勢が50台が並べられました。

インターネット時代が生み出した新興勢力とあって、もちろん試乗だけでは終わりません。なんと、来場者が希望すればその場でAncar提携の整備士・査定士が無料で査定・点検を実施。車の売却を検討している人はその場でAncarに出品することもできます。車のフリーマーケットというタイトルは伊達じゃなく、魅力的な車が見つかれば、今乗っている車がいくらで売れて差額がどれくらいかがその場でわかって購入を決めることまでできてしまうということです。
実際に当日査定を依頼しているオーナーも複数人いらっしゃいました。

 

「当日の模様」

当日は、13時の開始に間に合わせて会場入りしました。やはり一番目立っていたのはポルシェ・ボクスターSとハマーH2です。

開会の挨拶とルール説明が終われば早速試乗タイムです。この長々と待たせてもったいぶるようなことをしないところがユーザー目線でいいですね。

早速お目当てのポルシェ・ボクスターSを運転させていただきました。貸し切りのサーキットを5ラップするのですが、あくまでも試乗イベントということで、スキール音を鳴らすような激しい走行はNGです。もちろん、そこまでの運転をしなくても、走り出した瞬間から良さはわかります。

中古車というにはあまりにも状態が新車に近かったので、乗ってきた方にお話を伺ってみました。実はこの車両は、今年4月から急な転職で香港に移住することになった友人のものだそうで、購入後約1年しか経過しておらず、走行距離もたった1万kmと、ほとんど新車状態です。1年前の新車購入時にはオプション価格を含めて総額1000万円弱支払ったとのことです。そんなほぼ新車がAncarでは、650万円で売り出されているとのことです!!

https://ancar.jp/cars/156

確かにこの辺りのポルシェは、オプション商売のため中古車価格には中々反映されません。買い手からみればこの価格は破格の安さですし、売り手としても他社の買取に比べれば十分納得のいく価格設定といえます。
当日試乗してみた方の中には、そのまま購入検討者登録をされていた方もいましたので、これを読んで気になった方はお早めに問い合わせてみてください。

当日は、他にもなんとスペシャルイベントとして、Ancarがサポートしている現役スーパーGTドライバー山田真之亮が運転する、トヨタ・86の助手席に乗れるジャンケン大会までありました。ジャンケンに勝った方が車に乗り込むときの満面の笑顔と、走行後の引きつった顔のギャップが忘れられません(笑)

これまでありがちだった普通の体験型イベントとは、やはり一線を画しており、素晴らしいアイデアで構成された催しでした。流石は新興勢力といった勢いを感じることもできました。彼らがこれからの車業界を面白くしてくれることは間違いないと確信しています。

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