車好きならこれに乗れ!お薦めの車特集 フィアット・バルケッタ

私のこれまでの経験から独断と偏見で、車好きにぜひ乗っていただきたいとっておきの一台を選ぶコーナーです。

合言葉は「車は乗ってみるまでわからない!」です。
第四回目となる今回は、どんな一台が飛び出すのでしょうか?

 

フィアット・バルケッタ

今回はファッションの国イタリアを代表するような一台、フィアット・バルケッタを紹介させていただきます。

特徴はなんといっても美しいデザインですが、中身も充実しており、ライトウェイト車イタリア代表選手でもあります。

 

意外な選定

このバルケッタを私が推すことに、違和感を覚える読者も少なくないでしょう。

 

私は、まだ若い年齢も手伝ってか、ハッキリとわかりやすい特徴や突出した美点を持っている車を好む傾向があります。

そして、独断と偏見で選ぶと言っておきながら、案外世間での評価や販売台数なんかも気にはなります。

 

そんな中、大して売れてもいない非力な中途半端に古いオープンカーを選ぶなんて、自分でも意外すぎて驚きます

 

乗ってみる前は興味なし

実は、急遽海外赴任となった友人から譲り受けることになり、約半年前からバルケッタを所有しています。

相談が持ちかけられるまでは、この車のことをほとんど知らなかったですし、知ろうとも思いませんでした。

購入候補に挙がったこともなければ、興味すらありませんでした。

 

なぜなら、前述したような基準にはどこも当てはまらないからです。

ストレートに言ってしまえば、実用車的で非力なエンジンを積んだ、スポーツカーとは縁遠いFFレイアウトの、大衆車メーカーが作った、ちょっと外観がお洒落なだけの、妥協の産物、と言うイメージを持っていたからです。

 

しかし、いざ乗ってみるとそのイメージは一蹴されました

 

 

半年で3000km

すでに他のオープンカーを2台とセダンやSUV合わせて5台を所有している私にとって、それぞれの車に費やせる時間はそれほど多くありません。

 

単純計算でも年間30000kmの走行距離を頭数で割ると5000kmであり、通常移動用の車以外ともなればいいとこ2000kmが限度です。

それにも関わらず、バルケッタは半年で2倍以上のペースの3000kmを走破してしまいました。

 

あまりにも楽しくて、一度乗り出すと止められず、いつの間にか1週間乗り続けているなんてことが度々あったためです。
どんなシチュエーションですらバルケッタに乗る必然性が見当たらないにも関わらず。

 

 

何もないはずなのに満たされる

小舟と呼ばれるこのイタリアンオープンカーがこれほどまでに魅力的な車だったとは。

本当にいい意味で裏切られました。

 

小舟とはよく名づけたもので、屋根を空けてむき出しに近い姿勢でシフトを操作していると、本当にオールを漕いでいるような気分になるのです。

 

むき出しの体と軽量な車体が合わさる人馬一体感でしっかりとした手ごたえの感じられる小気味いいMTを操っていると、「もはやこれ以上望むものは何もない」という満ち足りた心境に浸れます。

 

特色や快適装備をみると、真逆で「何もない」はずなのに、満たされるのです。

 

 

フィアット・バルケッタとは

一見しただけで誰もが感じるお洒落さ、マツダ・ロードスターが何度モデルチェンジを繰り返してもたどり着くことができない美しい佇まいがあります。

 

それもそのはず、デザインはあのアルファロメオやスバルのチーフデザイナーを務めたギリシャ人アンドレアス・ザパティナスの案を元にフェラーリやジャガーをヒントとして仕上げられたものです。

 

生産は、ランチア・デルタ・インテグラーレも担当した、カロッツェリア・マッジョーラに依るところですので、素性の良さも折り紙付きです。
そんなバルケッタですが、デザインの良さとは裏腹に街中で見かけることはほとんどありません。

正規輸入だってちゃんとされているにも関わらず。

 

理由は簡単で、男前なことに左ハンドルのMTしか生産されなかったからです。どちらも、ここ日本では残念ながら敬遠される要因となってしまいます。

 

リセール

販売当時敬遠されたからこそ、今になっては台数がなく=価値が生まれてきたと言えます。

 

これほどまでに人馬一体感を感じられるスポーツカーはそうそうない上、国産のそれとは違いお洒落で小僧臭が一切しないとなれば、今後の値上がりは必至です。

 

自動運転や電気自動車とは180度裏の存在として、必ず探す人が出てくるはずです。

 

 

小舟の魅力

すでにお伝えしている通りですが、他にも魅力的な点をまとめてみます。

  • イタリア丸出しの洗練されたデザイン
  • 軽さからくる人馬一体感
  • 実用的で壊れにくいエンジン
  • クラッチやMTの操作しやすさ
  • 無意識に肘を置ける低いウエストライン
  • 近い未来の値上がりに期待できる

いろいろと言葉にしてはみましたが、一度乗ってみれば100倍良さが伝わるはずです。

 

古き良きイタリア車とはそういうもののような気がします

少しでもデザインが気になったらぜひ一度試乗されることをおすすめします。

 

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