SUVとは?人気やおすすめの新型外車を解説

一過性のブームどころか、弱まる気配がまるでないSUVブーム。
中にはSUVに大きく舵をとり、セダンの販売をやめてしまったメーカーまで出てきました。もちろん、需要があるからこその供給です。
ここでも皆様の需要を満たすべく早速SUV特集を組ませていただきました。

 

SUV特集その1:メルセデス・ベンツ新型GLE


自動車界の巨人メルセデス・ベンツからも様々なラインナップのSUVが登場しています。モデル名称の頭に「GL」と付く車種がそれに該当します。

中でもここでは2018年10月にフランスで開催されたパリモーターショーにおいて、発表された新型GLEについて紹介させていただきます。

 

以前はMクラスの名称でラインナップされていた、メルセデス・ベンツ製SUVの中核をなすモデルです。

今回の新型登場以前のGLEは名称こそ新しいルールに則るものの、中身は旧来のMクラスのまま(型式もW166型のまま)だったため、今回のフルモデルチェンジをもってようやく名実共に新生メルセデスに生まれ変わることになります。

近年益々ハイテク化が進み、セーフティ、ユーザビリティ、そしてエコの分野でも定評のあるメルセデス・ベンツだけに、どれほどの進化を遂げたのかは非常に気になるところ。
セダンとも同様に、この中核となるセグメントを見れば今後のメルセデスの方向性を伺い知ることができます。
早速気になる中身を見ていきましょう。

【エクステリアの特長】

まずエクステリアを見ていった際に個人的に抱いた感想としては、ライン状のLEDからは華やかさやハイテクさといった印象をうけ、これまでにありがちだったSUV故の武骨さはスポイルされ、変わりにインテリジェンスが増したように感じられます。

 

もちろんそれだけではありません。

メルセデス・ベンツを象徴するフロントグリルの太いルーバーからは力強さがみなぎり、その他のあらゆるデザインからは最新のメルセデス・ベンツ共通のモチーフが読み取れます。

 

ボディサイドに目を向けると、太くたくましいDピラーに目が留まります

これは、歴代Mクラスに共通する意匠となっており、革新だけではなく伝統も途切れることなく引き継がれていることを表現しています。

 

また、ボディサイズ上のトピックとしては新たなプラットフォームを使用することで、ホイールベースを80mm拡大、その分室内空間が大幅に広げられています。

ホイールベースの80mmという数字は車の性格を決定する上でも決して無視することのできないものとなります。

 

 

【革新技術】


フルモデルチェンジ、しかもメルセデス・ベンツの中でも常に最も時代を先取りするという使命を帯びたミドルレンジですから、もちろん革新的技術が大量に投入されています。

ここでは特に気になった新機能2つについて解説させていただきます。

「アクティブ テールバック アシスト」

すでに時代をリードしていた運転支援装備「ディストロニック・プラス」に、またしても新たな機能が追加されました。

渋滞を検知すると自動的に減速・停車・再発進を繰り返し、渋滞が終わったと判断される時速60キロに達すると自動的に解除されます。

そして、なんと後方から緊急車両が接近してきた場合には自動的に路肩に寄るというのです。

これらは自動運転完成に向けた過渡的期間における大きな一歩となる試みです。

「E-アクティブ ボディコントロール」

プレミアムカーの分野で大流行の兆しをみせる、48V電源を用いたエアサスペンション技術です。

セダンの最高峰であるSクラスのマジックボディコントロールを応用して路面をスキャン、その結果に応じて四輪個別に車高や減衰力を自動調整します。

これは乗り心地を向上させる上でも効果的ですが、悪路走破時にも大いに威力を発揮します。

【インテリアの特長】


車内にも最新技術が投入されています。

まさに昨今話題のIoTを駆使した仕組みで、乗員がウェアラブルデバイスを装着していると自動的にデータを連携しストレスや睡眠の状態を分析、その結果に応じて最適な室内空間を作り上げるとのことですが、これについてはまだ詳細がアナウンスされていません。

おそらくは時計型デバイスなどを想定しているかと思われますが、睡眠時間が短いと居眠り運転を防止するために室温を低めに保つなどの工夫ということでしょうか、さらなる続報に期待したいと思います。

【まとめ】

新型GLEには前述の装備だけでなく肝心の動力源(内燃機関のエンジンのみでなく統合的に判断する時代に入ってきたため動力源と表現させていただきます)に関しても最新技術が使われています。

その結果、排出ガスはさらにクリーンになり燃料効率も飛躍的に向上が図られています

 

直接のライバルとなるBMWのX5の日本導入が2019年に予定されているだけに、この両車を乗り比べる日が楽しみです。

引き続き同じく質実剛健の国ドイツが生んだ、プレミアムSUVのアウディQ8について紹介させていただきます。
全く新しい車種となるだけに比較対象として、これまでアウディSUVでトップグレードとなっていたQ7との比較も交えながら解説させていただきます。

 

SUV特集その2:アウディ Q8


アウディは2018年6月5日、超高度IT都市として知られる中国の深圳市において「アウディ・ブランド・サミット」を開催、その目玉としてブランニューモデルQ8を初公開しました。

 

「Q」の名前からもわかる通り、アウディ得意の四輪駆動技術クアトロを核としたプレミアムSUVの最新型です。

しかも、名称末尾の「8」が意味するのは、2005年のQ7発売を発端とするQシリーズの展開における最上位に君臨するモデルだということです。

一体どんなコンセプトなのか?Q7との住み分けは大丈夫なのか?
早速Q8の内容を確認してみましょう。

【モデルの位置づけ】

Q7は発売当初から高級クロスオーバーSUVとして市場に広く認知されてきました

 

同じグループ内でプラットフォームを共有する、ポルシェ・カイエンやフォルクスワーゲン・トゥアレグとの住み分けや相乗効果は見事だと言えます。

 

端的に表すと、「スポーティ」を求めるならカイエン、「高級感」ならQ7、そしてより「コストパフォーマンス」の高いトゥアレグと、いった具合に価格設定やグレード展開を明確に差別化することで成功してきました。

今回のQ8に関しても、Q7やカイエン、トゥアレグらとプラットフォームを共有しています。それでは、Q8はどのようなコンセプトを元に開発されたのでしょうか。

 

アウディから発表されている言葉をそのまま引用すると

「多用途、スポーティ、エレガント」

優れたサイズとスペースコンセプトを備えた、アウディ ブランドのSUVの中でも一番高いプレステージ性を特徴としているとのことです。

このコンセプトを具現化するために、大型SUVの機能性に4ドアラグジュアリークーペのエレガンスを融合させることを目指して開発されたとのことです。
その結果どのような車になったのか、さらに詳しくみていきましょう。

 

【エクステリアの特徴】

エクステリアを一目みて、Q7に比べて明らかにワイド&ローな印象を持つと思います。

それもそのはず、両車のサイズの違いをみればその差は一目瞭然です。

 

<Q8のボディサイズ>
全長4,986mm、全幅2,000mm、全高1,705mm、ホイールベース3,000mm
<Q7のボディサイズ>
全長5,052mm、全幅1,968mm、全高1,735mm、ホイールベース2,995mm

 

3cm以上もワイドになっているにも関わらず、全長約6cm、全高3cmも短く低くなっているのです。

横幅:高さ:長さの比率がここまで大きく変わると、車の場合与える印象は全く変わってきます。

 

より低くワイドに見せることで、スポーティな印象を与えることに成功しています。

また、印象的な八角形を取り入れたデザインのシングルフレームグリルや傾斜角の強いDピラー、そこから延びる横長のテールランプからは、もう一つの兄弟車に当たるランボルギーニ・ウルスのアピアランスを感じ取る方も少なくはないはずです。

全長が短くなっているにも関わらず、ホイールベースはほぼ同サイズとなっていて居住空間を犠牲にしていないことも見逃せません

 

【環境対応(燃費対策)】

全てのグレードにおいて、48V電源によるマイルドハイブリッドが採用されており、減速時には、最大で12kWのエネルギーを回生し、バッテリーに蓄えます。メルセデスのISGは採用せず、標準的なベルト駆動式オルタネータスターターを装備しています。

 

燃料効率への配慮ももちろん考えられており、巡航などの低負荷走行時にはエンジンを休止し惰性で走行するコースティング機能や、従来より幅広い走行条件で作動するエンジンスタート/ストップ機能も備えています。

 

【インテリアの特長】


いかにも高級感が漂う黒を基調としたインテリアに目を向けると、上下二段に構えられた2つの大型ディスプレイが目に入ります。

 

上段の10.1インチディスプレイは、インフォテインメント及びナビゲーションシステムを制御するために使用します。

下段の8.6インチディスプレイは、ヒーター/エアコンディショナー、コンビニエンス機能、テキスト入力などに使用します。配置や手触りにも工夫が凝らされており、視覚的に迷わず操作することが可能となっています。

 

また、これらの操作をスイッチに頼ることなく自然言語に対応したボイスコントロールにより操作することも可能です。

例えば、「お腹がすいた」という言葉に対して、近くのレストランを提案するなどの機能を備えています。

 

【まとめ】

今回書ききれないほどの最新機能が走行機能、インフォメーションシステムの両方に搭載されています

 

日本への導入時期は未定ですが、おそらくは今年の前半には入ってくるはずです。少しでも気になる方はぜひご自身の目ですべての機能を確かめてみることをお勧めします。

その上で、プラットフォームを共有する兄弟車に対しての違いやメルセデスのGLS、BMW・X7などの強力なライバルに対するアドバンテージを感じてみてください。

コンパクトSUVの草分け的存在レンジローバー・イヴォークがついに第二世代へとフルモデルチェンジ。
これまでのドイツ勢とは一味違った内容となっていますのでお楽しみに。

 

SUV特集その3:新型レンジローバー イヴォーク


2010年に初公開され2012年からは日本でも販売、大好評を博してきたランドローバーのコンパクトSUVレンジローバー・イヴォーク。

2018年11月22日にいよいよ第二世代となる新型モデルが世界に向けて公開されました。

 

古くから“砂漠のロールスロイス”の異名をとってきたSUVの老舗ランドローバー。

 

本家ロールスロイスから、まさかのSUV(カリナン)が登場したおかげで異名こそ返上せざるを得ないかもしれませんが、SUVという言葉が生まれる遥か以前から本格的でスタイリッシュなユーティリティビークルを生み出し続けてきたアドバンテージは今もなお健在です。

そんなランドローバーが、今もっともホットなカテゴリであるコンパクトSUVを送り出すのですから、否が応でも期待が高まります。
早速、中身を見ていきましょう。

 

【エクステリアの特長】

新型レンジローバー・イヴォークのエクステリアは、先代と比べるとスポーティさが増したように感じられます。ヘッドライトやフロントバンパーの形状など、華やかで精悍な印象は兄貴分にあたるヴェラール譲りです。

 

ボディサイズは全長4,371mm、全幅1,996mm、全高1,649mm

 

と長さと高さこそライバル達と同等に据え置かれましたが、肝心の横幅は大幅に拡大されほとんど2mとなってしまいました。約10㎝にも及ぶ拡大幅で、もはや“コンパクト”SUVとは呼べない気がします。

 

とにかく、日本の都会部では駐車場を見つけることが困難になったことは確かです。

もちろん、この大幅拡幅がデザインに悪い影響を与えるはずがなく、ワイド&ローなフォルムが強調され、SUVとは思えないほどのスタイリッシュな印象です。

 

また、細部にも抜かりありません。

ドアハンドルにはテスラなどにも用いられる電動格納式のものが採用され、モール類のメッキなども流行を上手く取り入れています。

 

サイズやエクステリアデザイン一つ取ってみても、ランドローバーはこのイヴォークで思い切った新時代に舵を取ってきたといえるでしょう。

 

【インテリアの特長】


新しいイヴォークのインテリアは、もちろんエクステリアと同様に上位モデルであるヴェラールとテイストが統一されています。

中央に据えられるインフォテイメントシステム「Touch Pro Duo」も先に登場したヴェラールと同様のもので、使い勝手もよくなっています。

 

もちろん、チャレンジングな革新的装備も新搭載されています。

世界初となる「クリアサイト・グラウンドビュー」は、まるでボンネットが存在しないかのようにフロント下 180°の視角を確保します。「クリアサイト・リアビューミラー」は、乗員や荷物でリアビューの視認性が悪い場合に車両の後方のカメラからの映像をリアミラーに映し出します。

アウトドア等の荷物を大量に積む用途が大いに想定されるだけに、非常に実用的でユニークな装備だと思います。

 

インテリアを構成する素材にはユーカリやウール、再生プラスチックが積極的に使用され、環境に配慮しながらも従来から定評のあった高級感と実用性の両立を損なわないものとなっています。

 

【走行性能】


動力源による差異を持たせているグレード展開の中には、もちろん今もっともホットな電動技術である48V化マイルドハイブリッドシステムが含まれています。この電動化を足掛かりとし、約1年後にはプラグインハイブリッド版が追加される予定です。

 

このランドローバー初となるマイルドハイブリッドは、減速時に失われてしまうエネルギーも動力として活用することでエネルギー効率を向上させています。

具体的には、ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーターと呼ばれるモーター兼発電機が、エネルギーをフロア下のバッテリーに蓄え、もっともエネルギーを必要とする発車時に再び利用します。

これらの仕組みは、ストップ&ゴーの多い都会部でもっとも効果を発揮します。

 

【まとめ】

新しいイヴォークは2019年内には日本でも発売されると考えられます。

 

初代を例に予測してみると、エントリーモデルは600万円台程度になると思われ、デザインや最新装備の内容からするとポルシェ・マカンやメルセデス・ベンツGLCなどの並居る強力なライバル達に対して十分な競争力を持つことが確認できました。

 

特に最新のエクステリアはライバル達と比較しても先進性や個性といったものを強く持ち合わせており、少々控えめな自動運転等アシスト技術を価格と共に補ってくれることでしょう

発売が待ち遠しい限りです。

引き続きコンパクトSUVを紹介したいと思います。
再びドイツが誇るメルセデス・ベンツ。
その1で紹介したGLEの直接の弟分にあたる車GLCです。

 

SUV特集その4:メルセデス・ベンツ GLC


一昔前ならメルセデス・ベンツと言われて真っ先に、大きなフルサイズのセダンSクラスを思い浮かべる人がほとんどだったのではないでしょうか?

 

古くから日本における高級輸入車、特にセダンとオープンクーペの代名詞的存在だったメルセデス・ベンツですが、近年ではSUVメーカーとしても人気が定着しつつあります

その急先鋒となっているのが、今回ご紹介する「GLC」といってよいのではないでしょうか。

 

成り立ちとしては、フルサイズSUVであるGLの小型版として生まれたGLKの後継に該当しますが、新しいラインナップ体系により位置づけは少し変わっています。

メルセデス・ベンツのSUV三兄弟、「GLS」「GLE」「GLC」の末っ子に当たるこのモデルですが、中身は兄たちに決して引けをとりません。

早速詳細を見ていきたいと思います。

 

【エクステリアの特長】


エクステリアデザインは、名称の元ともなっているW205型Cクラスと共通するアイデンティティを持っており、上位クラスとそれほど変わらないサイズ感を確認することなく一目でクラスを見分けることが可能。

 

ボディサイズは全長4,660mm×全幅1,890mm×全高1,645mm、ホイールベース2,870mm

 

となっており、先代のGLKと比較して10cm長く、5cm幅広い

その上で、高さが2.5cm低くなっているだけにエクステリアから受ける印象は相当にワイド&ローでスポーティ。

以前の少しもっさりした感じからすると、個人的には非常に好感が持てます。
また、長くなった10cmはほとんど全てコンパートメントスペースの拡大に費やされており、カッコよくなっただけではなく居住性まで向上していると言えます。

 

【インテリアの特長】

インテリアについてもほとんどCクラスと共通の意匠となっており、すっきりとしたモダンな印象です。

 

もともと定評のあるメルセデス・ベンツのインテリアですが、樹脂むき出しの部分は皆無、エアコン吹き出し口のクロームリングやメッキパーツの処理も非常に美しいです。

センターに据えられたマルチディスプレイの視認性もよく、慣れてしまうとこの位置がベストアンサーだと納得させられます。

 

のぞき込まないと見えない足元のペダル類にも妥協はありません。滑り止めのついたステンレス製で、以前ならAMGモデルにのみ使用されていたものです。

 

表面上の豪華さを求めず、常に質実剛健を理想とするメルセデスの哲学が内装をみるとよく理解できます

 

【走行性能】


GLCは、FF(フロントエンジンフロント駆動)ベースの四輪駆動で、トランスファー配置の関係から左右ハンドル位置により前後駆動配分が異なっています。左ハンドルは前後45:55、右ハンドルでは前後33:67となります。

 

エンジンラインナップはCクラスと同じ、その上でボディサイズや車重はCクラスより大きいだけに、さぞかし走りはスポイルされているのだろうと想像しますが、乗ってみるとそうでもないのです。

 

乗り心地や走りの質感の方向性こそ異なるものの、劣っているとは全く感じません。

増えた車重が逆にCクラスの廉価で跳ねやすい質感を抑え、どっしりとした上質な走りへと昇華させています

これは、車重だけでなくそれを支えるサスペンションの巧みなセッティングによるところも大きいと思われます。

引き続きそのサスペンションについても見てみましょう。

【サスペション&足回り】

GLCのサスペンションは、フロント:4リンク式、リア:マルチリンク式でSUVとしては定番の組み合わせながらも、アームの素材をアルミ製にすることでステアリングへの追従性をクイックにしています。

 

また、通常モデルですらアジリティコントロールサスペンションと呼ばれる減衰力自動調整式となっており、走行シーンに応じた適切な減衰力と路面追従性が得られるように工夫されています

 

【まとめ】

最新のメルセデス・ベンツのラインナップ中でもっとも廉価となるコンパクトSUVについて詳細に見ていきましたがいかがだったでしょうか?

 

廉価といってもそれほどお求めやすい価格とは言えないかも知れませんが、詳細にみればみるほどお買い得に思えるくらいの内容となっています。

日本の駐車場事情や道路幅を考えるとGLEやGLSなどの兄貴分よりもこのGLCこそがベストバイなような気がしてきます。

 

また、ライバルとなるその3で紹介したレンジローバー・イヴォークと比較してもちょうど同じ価格帯となっており、どちらか一方に決める作業は想像以上の難航が予想されます。

これまでとは趣向を変えた少し実用性よりスタイルが突出したモデルを紹介させていただきます。
マセラティがその長きに渡る歴史の中で初めて送り出したSUVレヴァンテです。

 

SUV特集その5:マセラティ・レヴァンテ


100年以上の歴史を誇るイタリアのスポーツカーメーカーマセラティ。

 

上品なフェラーリとも評される超高級車メーカーまでもが2016年ついにSUVを発売しました。

SUVブームの火付け役となったポルシェ・カイエンを筆頭にランボルギーニ・ウルス、ベントレー・ベンテイガなどプレミアムSUV市場にはライバルがひしめきます。

そんな中、投入されたレヴァンテがどんな車なのか詳しく見ていきましょう。

【コンセプト】

マセラティ・レヴァンテは2016年のジュネーヴモーターショーで華々しくデビューを飾りました。

 

「レヴァンテ」という名称は、これまでの風をモチーフとしてきたマセラティのネーミングルールに法って「地中海の暖かな風」から命名されています。

この地中海の風は普段は暖かい穏やかなものの瞬時に強風に変化することでも有名で、その特性からも日常の使い勝手とスポーツカーとしての性能を両立したレヴァンテにぴったりです。

 

まったくのブランニューモデルとなるレヴァンテのプラットフォームは、4ドアセダンの「ギブリ(サハラ砂漠の熱風の意)」をベースに開発されました。

 

【エクステリアの特長】

レヴァンテのエクステリア最大の特徴となっているのが、何と言ってもフロントマスクです。

 

マセラティ100周年を記念して発表された創始者の名を冠したコンセプトモデル「アルフィエーリ」に共通する意匠を取り込んでいます。

アルフィエーリに関しては、このほど2022年までにはフラッグシップクーペとして発売することがアナウンスされているだけに、時代を先取りしたと言ってもいいでしょう。

 

また、格子状のグリルやそこに燦然と輝くネプチューンのトライデント、フロントフェンダーの3連ダクトなど伝統的モチーフが随所に織り込まれており、一目でマセラティだとわかります。

 

他のSUVではエッジを強調した男性的デザインで力強さをアピールする風潮が流行していますが、レヴァンテはその真逆のデザインです。

美しいクーペを思わせる流麗なデザインで、空力性能もCD値(空気抵抗係数)0.31を達成しており特筆に値します。まさにデザインも一つの性能と言うわけです。

 

【インテリアの特長】


インテリアに関しては近年のマセラティの流儀に沿ったもので、使いやすくモダンでスッキリしながらもある程度のエレガントさを失わないレベルに仕立てられています

以前のマセラティを知る身としては少々物足りなさを感じるものの、この辺りは好みの問題と割り切ることもできるでしょう。

 

スポーティなグランスポーツと、高級感を強調したグランルッソの2タイプから選択可能で、それぞれシートやステアリングなど運転する上で重要となる部分の形状や素材が変更されます。

 

【パワートレイン】

パワートレインは、発売当初から用意されていた3.0リッターV型6気筒ツインターボ・ガソリンエンジン(最高出力350 psと430 ps)と、275 psの最高出力を発生させる3.0リッターV型6気筒ターボディーゼルエンジンの2種類に加えて、2018年8月19日に発表されたばかりの3.8リッターV8ツインターボから選ぶことができます。

 

中でもV8エンジンはマセラティ史上もっともパワフルなエンジンの一つに数えられ、最高出力550ps/6,200rpm、最大トルク730Nm/2,500-5,000rpmを発生します。

ZF製8速ATと組み合わせた結果、0-100km/h加速4.2秒、最高速度292km/hを誇ります

 

【サスペション&足回り】

サスペンションは、フロントがダブル・ウィッシュボーン、リアはマルチリンク式となっており、マセラティ自慢のスカイフックコントロールシステムにより車高と減衰力が常に最適に制御されています。

 

また、15ミリ秒のインターバルで常に路面状況をモニタリング、それに合わせて電子制御デファレンシャルを制御し、最大で全トルクの90%までリアアクスルに配分します。

これにより舗装路だけでなく、オフロードにおいても高い走破性を発揮します。

 

【まとめ】

当初は、100年以上の歴史と伝統を誇るマセラティまでもがSUVを開発することに懐疑的でした。

そして、レヴァンテは本当にマセラティなのだろうかと疑いました。

 

レヴァンテはもちろんこれまでのマセラティのどのモデルにも似ていません。

しかし、形や大きさこそ違えど細部の作りこみや搭載される性能・機能は紛れもなくマセラティのそれだということに気が付きました。

 

スタイリッシュで前衛的なデザインや実用性と高い性能の両立、取捨選択の上洗練された装備、それらをまとめるコンセプトや実現する情熱こそがマセラティをマセラティたらしめているものなのではないでしょうか。

 

価格・性能・デザインが高次元でバランスされており、よりスポーティなSUVをお求めの方には十分選択肢になり得ると言えます。

 

 

SUVシリーズいかがだったでしょうか?

2018年に登場したばかりの新しいモデルを中心に様々なグレードのモデルを紹介してみました。

お気に入りは見つかりましたか?
これからもより幅広く、時には詳細にフォーカスしてSUV情報をお届けしていきたいと考えていますので、ご期待ください。

 

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