道行く車を眺めていると、日本の車っていつもピカピカに磨かれているなあと感心してしまいます。海外などでは、何年も洗車されていないようなホコリまみれの車が平然と走っていたりしますよね。やはり日本人はきれい好きなんだと実感します。
しかしながらこの日本では、雨が多く、花粉が飛んだり黄砂が飛んだり、鳥の糞攻撃を受けたりして、一年を通して車をピカピカに保つのも楽ではありません。
また住宅密集地などに住んでいると、ゆったりと洗車出来るスペースを確保するのは難しい面もあります。家庭用の高圧洗浄機も結構な騒音をたてるので、あまり長時間使うのもはばかれます。
そこで頼りになるのが洗車場なのですが、その洗車場にもいろいろと悩ましい問題があるのもまた事実です。今回は様々な洗車場を流浪しながら出会った、究極の洗車場を特別にご紹介したいと思います。
洗車マシンはお手軽だけれども洗車傷が心配…安心なのは手洗い洗車!
高圧洗浄機による手洗いブース
最近の洗車マシンはかなり進化していて、手洗いモードのようなソフト洗車機能が付いていたりすることも多くなってきています。洗車ブラシも以前のようなゴワゴワのものではなくて、柔らか素材を使っているので傷がつく不安は少なくなっています。
ただ、どうしてもブラシの中に砂粒とか紛れ込んでいると、ガリッとやすりを掛けられたような状況も無いとは言い切れません。
とくに新車だったりしたら、やはり洗車機に入れるのは、さすがにちょっとためらわれるものです。(自動車メーカーによっては、塗膜の弱い新車期間は、洗車機を使わないよう推奨されていたりもします)
私のようにルーフボックスをつけていたり、大型のスポイラーが付いている車は、そもそも洗車機が使えないことになっている場合も多いですね。
けれども都内の洗車場って長時間じっくり洗車するのは難しい
大きな車には脚立必須…
車の洗車の流れは、まず予洗いがあって、洗剤をかけて、汚れをスポンジで浮かして、洗い流して、拭きとって、ワックスをかけて、仕上げのふき取りと、一通りきちんとやると思いの外時間がかかるものです。これがミニバンなどの大型の車になると、さらに時間がかかってしまいます。
そのため、雨上がりの晴れた日の洗車場は、洗車待ちの行列ができてしまうこともしばしばです。
洗車場に渋滞が発生していると、どうしても洗車待ちの人の視線が気になってしまい、本当はもう少しじっくり洗いたくても、早めに切り上げてしまうということもあるのではないでしょうか。せっかくお金を払って洗車しているのに、なかなか満足の行くまでゆっくりと洗車できない。そんな悩みを持っている方もいらっしゃることでしょう。
そんな迷える子羊さん!?のために、スペシャルな洗車場の情報をお届けしましょう。
大井競馬場の巨大立体駐車場が洗車場に早変わり
2階建ての巨大立体洗車場!
その名は「カーウォッシュ大井」です。そうです、あのトゥインクルレースで有名な大井競馬場の大井です。
ここの洗車場の面白いところは、競馬開催時には駐車場として機能し、競馬のない日には巨大な洗車場になってしまうことです。
全部で200~300台も停められる2階建ての立体駐車場に洗車場の機能が付いているので、まさに洗車天国と呼びたくなるほどの、広大なスペースを有しています。
そのため1階の手洗い洗車ゾーンは2階が日除け代わりになっているので、炎天下でも快適洗車が可能です。(水抜きの小さい穴がメッシュ状に開いているので、雨の日はさすがに厳しいですが)
直射日光下の洗車は、水滴のレンズ効果によって、塗膜を傷つける危険が大きいですし、不純物を含んだ水滴が乾燥してしまうと、くっきりと輪っかの模様が付いてしまって難儀することが多いです。屋根が付いているのでその点安心です。
2階には広大な拭きとりスペースが広がっていて、その広さはといえばちょっとしたサッカー場並みの広さがあります。
大井競馬開催時には、競馬場の駐車場ともなるので、当然といえば当然の広さですね。
新型バキュームマシンで車内もキレイに♪
洗車場の設備面も充実しています。全自動の洗車機は1台だけですが、マルチモードの高圧洗浄マシンは6台分確保しています。洗車プリペイドカードを自販機で購入して使えます。水だけコースや、洗剤入り、コーティング剤入と選べるので、車の汚れ具合などで決めると良いでしょう。
手洗い用の水販売機も、プリペイド自販機のそばに併設されています。飲み物の自動販売機もそばにあるのは、真夏や真冬は特に重宝します。
2階の拭き取りゾーンでは、車内用の掃除マシーンと、フロアマット洗浄マシンが装備されています。掃除機で、ゴミ捨てを心配せずにガンガン吸い取って行けるのは、なかなか気持ちの良いものです。
究極のローコスト洗車も可能
水販売機はバケツ一杯10円なり(1階の販売機は冬はお湯が出ます)
場内には手洗い洗車スペースが用意されていて、マイバケツを持参すれば、水販売機できれいな水を購入することができます。お値段なんと10円です。駄菓子屋みたいですね。
しかも寒い季節にはお湯が出るようになっているという超親切ぶりです。
あんまり大きな声では言えませんが、ちょっとした部分的な洗車なら、購入した水の代金数十円で洗車も可能となってしまいます。
まあ、さすがにそれだけで全体的な洗車を済ますのはしんどいですし、気も引けますので、気になる部分や、ホイールを徹底的に磨きたいなんてときに利用させてもらうのが良いでしょう。
洗車場の近くには、コンビニや、駐車場完備のホームセンターもアリ
左上に見えるのはホームセンターも入居する施設の駐車場
いざ洗車にお出かけしたは良いけれども、バケツやブラシを忘れてきたり、スポンジが汚れていたり、ワックスを切らしていたりなんてことも往々にしてありますね。
でも、そんなときでも、大きなホームセンターが直ぐそばにありますので心配ご無用です。カーケミカルグッズや、雑巾やスプレー類など洗車にまつわる、ほとんどの物が手に入ります。
お腹がすいた時にも、歩いていける距離にコンビニがありますし、ホームセンターの入居するウィラ大井には、スーパーの文化堂や瀬戸うどん、すき家、はま寿司まであります。さらにはニトリもありますので、奥様はのんびりお買い物なんてのもおすすめですね。
近くの大井競馬場のフリーマーケットは全国屈指の規模で、こちらもおすすめです。
ちなみに洗車場内には、簡易的ですがトイレも完備しています。若い女性だとちょっとためらわれるかなあという感じですが、汚くはないので男性なら全く問題無いでしょう。
究極の洗車の穴場で愛車との濃密で幸せな時間をすごそう!
1階の手洗いゾーンは仕切りもあってプライベート感覚♪
ちなみに、カーウォッシュ大井は、いつ行っても混雑知らずで、洗車待ちをしたこともありません。他の洗車をしている方々も、思いおもいの場所に車を停めて、ノンビリと洗車…というよりも車磨きといった方がしっくりきそうですが…楽しんでいらっしゃいます。
2階の拭きとりスペースは100台以上、1階の手洗いスペースも50台ほどのキャパがあるなかで多くても20台、空いてると数台しかいない時もあります。ですので全部のドアを全開にしていても余裕すぎるほどの広々スペースがあって、長時間クルマ磨きに勤しんでいても、誰にも気兼ねする必要がありません。クルマ好きにとっては本当に幸せな時間となること間違いないでしょう。
まとめ
都内の超穴場、カーウォッシュ大井の洗車場情報はいかがでしたでしょうか。
本当に素敵な洗車場なので、ちょっと秘密にしておきたいくらいなんですが、サービスでご紹介してしまいました。
なかなか、週末でも思い切り愛車を愛でることができないという方に、たいへんおすすめのクルマ磨きのパラダイスです。
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