フェラーリポルトフィーノ発表 名前の由来やデザインやスペックの比較

ついに、この日が来てしまいました。フェラーリから新しいオープン2+2 FRオープンカーが発表されました。その名も「ポルトフィーノ」です。

どう考えてもこれって、カリフォルニア→カリフォルニアTの後継型にしてフルモデルチェンジです。あまり意識されることが少ないですが、カリフォルニア→カリフォルニアTは外装やエンジンが大幅に変更されているもののシャシーが同じで、言ってみればマイナーチェンジです。
ついに私の所有するカリフォルニアが型遅れと言われてしまう日が目前まで迫って来たということです。

そんな個人的な感傷は置いておいて、詳しい内容をみていきたいと思います。

カリフォルニアとは

そもそもカリフォルニアとは、2008年に突如としてフェラーリのラインナップに新たに追加された奇抜なモデルです。

何がどう奇抜かというと、あまりにもフェラーリとしては異例づくしのモデルだったのです。

  • フロントにV8エンジンを搭載するのも初めて
  • FRでオープンで2+2を作るのも初めて
  • 電動ハードトップも初めて
  • 直噴エンジンも初めて
  • おまけに電動格納ドアミラーですら初めて

ここまで初めてづくしともなればさぞかし大失敗することだろうと予測できますが、そんな大方の予測を尻目に大当たりします。

想定を上回る台数を販売し、故障もほとんどなし。おかげで中古車市場でも大人気でリセールスバリューまで予想以上という成功ぶりです。

そんなヒットを受けて、2014年にはマイナーチェンジ版となるカリフォルニアTが登場しました。

世界的なダウンサイジングの流れに応じて、排気量を4,297ccから3,855ccに縮小しターボを装着しての登場です。

レスポンスや官能性を多少引き換えにはしたものの、カリフォルニアの482psから560psへと大幅なパワーアップを遂げ、さらに優れたパッケージとなりました。

個人的にはこの多少引き換えにしたエンジンの官能性こそがフェラーリの命だと思っていますので、迷うことなく見送りました。今でも乗り換える価値はないと思っています。

そんな大ヒットモデルがゆえにフルモデルチェンジともなると後継車への期待も並大抵ではありません。一体どんな進化を遂げたのでしょうか?

もちろん、新モデルに与えられた使命は、大ヒット作カリフォルニアの名実ともに後を継ぎ、既存顧客の乗り換えにはより高い満足を与え、それと同時に新規顧客層をさらにさらに開拓する魅力を備えたモデルであることとなります。

突然登場したカリフォルニアの完成度が高かっただけにこれを超えることは相当な高いハードルだと思われます。

名前の由来

ポルトフィーノ (Portofino)は、美しい景観で知られるイタリアの高級リゾート地の名称に由来しているのだそうです。

一見私たち日本人には馴染みがなさそうですが、実はそうでもありません。東京ディズニーシーの一部の景観はこのポルトフィーノをイメージしているのだそうです。

急に親近感が沸いてきましたね。限定モデルが出る際にはtdfならぬtdsでいかがでしょうか?

 

デザイン

美しいネーミングを与えられたからには、それに負けないデザインを有している必要があります。

ポルトフィーノは、先代となるカリフォルニア同様の電動ハードトップを備えた上で優雅でダイナミックなクーペデザインを誇っています。

と、言いたいところですが待ってください!

私は「ノー!」です。このまま褒めちぎって終わりたいところではありますが、納得いきません。

カリフォルニアTですら改悪だと思っていたのに、さらなる酷いデザインになってしまいました。近年のフェラーリのいいとこ取りして小さくまとめた印象です。

何よりこのデザインなら別にフェラーリでなくとも新型スープラでもいいのでは?と思ってしまいます。

ピニンファリーナがデザインしなくなってからのフェラーリのデザインは落ちていく一方ですね。がっかりです。

ただし、唯一上からみたときにだけは、美しいと認めざるを得ません。欠点を探してはみるもののいつの間にかうっとりしてしまっていることに気付かされます。「上からみたときだけは」です。

 

性能

なんと、パワーユニットはカリフォルニアTからのキャリーオーバーだそうです。
マイナーチェンジで外見も中身も変えておいて、フルモデルチェンジで骨格と外見だけとは驚きです。
とは言うものの、完全な同じエンジンではなく、形式こそ3,855ccのV8ターボエンジンですが、ピストンとコンロッド、インテーク、排気システムは新設計だそうで、ターボラグをほぼ感じさせない優れたレスポンスに仕上げているそうです。

ウソだとは思いますが。

カリフォルニアTもその後で出た488GTBも酷いターボラグで、ラグを感じさせないためにわざとらしいトルクカーブを作った感が満載です。

また、選択されたギアに合わせて発生トルクを調整する可変ブースト機構を搭載することで、高出力と効率向上による環境性能の向上さえも実現させているのだそうですが、前述した通りで官能性とは間逆の改悪です。

最近流行の電動パワステ機能EPS(Electric Power Steering)を採用しているのはいいことだと思います。

F12などで採用されているような軽すぎるタッチが少しでも改善されていることを願います。

 

スペック比較

あまり数値だけを比較しても意味はないのですが、一応掲載させていただきます。
未発表の車両重量が気になります。

ポルトフィーノ

ボディサイズ:全長4586 mm、全幅1938 mm、全高1318 mm
エンジン:3855cc V8ターボエンジン
最大出力:600ps/7500 rpm
最大トルク:77.5kgm/3000rpm~5250 rpm
トランスミッション:7速DCT
最高速度:320km/h
0-100 km/h:3.5秒

カリフォルニア

ボディサイズ:全長4,560mm、全幅1,900mm、全高1,308mm
エンジン:4297cc V8自然吸気エンジン
最大出力:460ps/7,750rpm(2009-2011)、490ps/7,750rpm(2012-)
最大トルク:48.5kg·m/5,500rpm(2009-2011)、50.5kg·m/5,500rpm(2012-)
トランスミッション:7速DCT、6速MT
車両重量:1,625kg

2017年9月12日に開幕するフランクフルトモーターショーでワールドプレミアとなるようです。
2018年初旬には試乗車が日本に入ってくるはずです。

 

その頃には実際に乗ってみた感想を詳細にレポートさせていただきますので、お楽しみに。

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