ランボルギーニの最新型SUV ウルス(URUS)発表会に参加

イタリアのボローニャにて12月5日(火)日本時間の深夜3時頃ついにランボルギーニの最新型SUV ウルス(URUS)が正式に発表されました。

友人達が現地に飛んでいるので、ウルスについて詳細な写真とともにお届けします。

ウルスの使命

家畜牛の祖先となる、大型の野生獣をその名前の由来とするウルスとは、一体どのような位置づけのどんな車なのだろうか。

2012年生産モデルに非常に近いかたちで北京モーターショーに出展されました。これは発展著しい中国においてその道路事情からポルシェ・カイエン等のSUVが非常に人気なことが背景にあると思われます。

ランボルギーニは将来的に売上高を現在の3倍にまで拡大する目標を立てており、その使命を担うのがこの新ラインナップとなるSUVウルスです。日本での私の周辺でもそうなのですが、スーパーカーを所有しているオーナーは必ずといっていいほどSUVも持っています。(私も例に漏れずカイエンを所有)ランボルギーニはそこに目をつけたわけです。

マーケティングなんてほぼ無視して、スーパーカーとは斯くあるべきとばかりの車作りをしてきたのとは間逆の市場先行型による車作りを要求されるにも関わらず、ここまでのところは作戦成功という他ありません。もちろんこの成功の背景には、ランボルギーニの経営を世界最大級の自動車メーカーアウディ・フォルクスワーゲングループが担っていることがあります。

 

気になるスペック

SUVとはいうもののランボルギーニが作るのだから速いに違いないと、誰もが思うはずです。そんな期待をもちろん裏切りません。彼らが言うとおり現在のところSUV最強だと思われます。

主なスペックは以下のとおり。

・エンジン:4.0リッターV型8気筒+ツインスクロール・ターボ過給

・トランスミッション:8速オートマティック新開発の専用トルクコンバーター採用

・最高出力:650ps/6800rpm

・最大トルク:86.7kg-m/2240-4500rpm

・駆動方式:フルタイム4輪駆動

・0-100km/h加速:3.6秒

・0-200km/h加速:12.8秒

・最高速度:305km/h

・100-0km/h減速:33.7m

・サイズ:全長5,112mm、全幅2,063mm、全高1,638mm、ホイールベース3,003mm

・荷室容量:616リッター

・車両重量:2200kg未満

・その他のトピック

 

4輪駆動システムは、トルセン・セルフロッキング・デファレンシャルを採用しており、前後トルク配分は40:60が基本となる。その上で、フロントに最大で70%、同じくリアに87%まで配分を変更することで常に最適な状態で路面にパワーを伝達することが可能となっています。

リアデファレンシャルには、アクティブ・トルクベクタリングを搭載。また、アヴェンタドールSと同様に4WS(後輪操舵システム)を採用しており、同位相/逆位相ともに最大3度のアングルをつけることで、旋回性能を向上させています。

サスペンションにはエア調整式ダンパーを採用し、オフロードからスポーツ走行まで常に最適な乗り心地や車高を選択することが可能。

最強ともいえるパワーばかりに目がいきがちですが、これだけ大柄で背の高い車体ですから、ストッピングパワーはそれ以上に重要です。ブレーキは標準でカーボンブレーキが採用されており、そのサイズもフロント440mmリア370mmと巨大です。

リアシートは標準で3シートのベンチタイプとなりますが、オプションで2シートのセパレートタイプにも変更可能です。

スポーツラインとエレガントラインの2タイプが用意されており、個人的にはランボルギーニ流のエレガントが非常に気になるところです。

リアシート前のモニターがタブレットとして取り外して持ち運ぶことが可能で、この辺りの最新技術対応も抜かりありません

そして、これらを実現した結果 価格は標準で税込み2780万円となるとのことです。内容の割には安く感じられる価格で、ランボルギーニの本気度合いが見て取れます。



疑問や懸念

ちょっと心配なことがあります。それは、同じアウディ・フォルクスワーゲングループないでの市場の奪い合いです。確かに魅力的な商品を出せばそれだけSUV市場自体が拡大していくということもあるかと思われますが、すでに人気が出始めてからどれくらい経ちますでしょうか?それほどまでに母数が伸びる余地が残されているとは思えないのです。

今回のウルスもランボルギーニ社は仮想ライバルとしてBMW X6Mやレンジローバーと過去に発言していますが、それはあくまでも“自グループを除いては”の前提つきであるのは明白で、誰の目にもポルシェ・カイエンやベントレー・ベンテイガからの乗り換えが最も多いのは明らかです。

プラットフォームであるMLBエボを共有している自グループライバル車種は、上記に2車種に加えてアウディQ7も存在しています。シャシーで全てが決まるとは言いませんが、車の骨格であることも事実です。一般大衆車と骨格を一にするスーパーカーに私は乗りたいとは思いませんが・・・。

また、骨格だけならまだしもエンジンに関しても同じことが言えます。4リッターV8ってアレに積まれているエンジンですよね?ポルシェ・カイエンやパナメーラなど同グループの上位車種にはことごとく積まれている。この後出す予定のPHEVとの相性や低速トルクを考えるとどうしてもV8になるのは理解できなくはないのですが、それでもやはり最初はV12モデルを登場させてほしかったです。残念です。

 

今後のランボルギーニの運命を握るウルス

牛は古くから荷物を乗せて移動する手段として使われてきましたが、ランボルギーニの未来まで乗せることになったウルス。その重責に耐えられるのか、この先も目が離せません。

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